自分を見つめられる賢い子供に育つ!【マインドフルな子供の教育法】

ライフハック

前回のブログ(http://tomohirohoshi.com/?p=1596)ではマインドフルネスを科学しました。

心や体にポジティブないい影響があるだけでなく、頭まで良くなる。

そうしたマインドフルネスのいい効果は、大人だけのものではありません。子どもたちにも同様にいい効果があります。

集中力だけでなく、認知的発達を促進させて 、感情や社会性の発展もサポートする。

実際に、これまでにマインドフルネスをベースにした教育サポートプログラムが試験的に運用されて、様々な良い結果をうみ出してきました。

マインドフル・スクルーズとは?

そうとはいっても、大人であれば、インストラクションに従って、自分の心を振り返るエクササイズをやるのはなんとか可能かもしれない。

そして、それは、大人にとってもそうそう簡単なことではない。

大人でもハードルが高かったりするのに、それを子どもにもやらせたい時、どのようなサポートをすれば良いか?

こうした自然な質問に真正面から取り組んできたのが、「マインドフル・スクールズ」(Mindful Schools)です。

マインドフル・スクールズは、アメリカのカリフォルニア州で活動している非営利団体で、学校教育へのマインドフルネスの普及をミッションに掲げています。

これまでに6万人以上の教育者をサポート、子どもの健康に寄与してきました。

マインドフルな子育ての5つのヒント

以下が、マインドフル・スクールズの示した、マインドフルネスの習慣がつくように子供をサポートするときの5つのヒントです。

• 目的を明確に:以前のブログ(http://tomohirohoshi.com/?p=1596)に述べたような内容で、マインドフルネスをやることでどのような効果があるのかを正確に説明して、マインドフルネスを実践する目的を子どもに明確にしてあげましょう。
• まずは自分から:子どもだけに強いるのではなく、自分でも実践することが大切です。子どもに説得力が持て、さらに自分が体験することでサポートもしやすくなります。
• 時間を決めて習慣化:時間を決めて生活のリズムに組み込んでいくことで、習慣化しやすくしていきましょう。
• 場作りも忘れず:周りを片付けたりして、マインドフルネスをするときだけのスペシャルな環境を整えましょう。特別な場で、子どもの心にマインドフルネスのスイッチを入ましょう。
• 体験をシェア:マインドフルネスのエクササイズが終わった時に、子どもがどう感じたかを聞きましょう。自分がやった時にどう感じたかも話してあげましょう。

子供とやるべきマインドフルネス

こどもとやってみたらよいマインドフルネスのエクササイズは、本ブログでも無料アクセスができる「思いやり瞑想」や「自分いたわりブレイク」(無料アクセスはこちら)など、なんでも構いませんが、はじめはハードルの低いものから選んでいくのが良いでしょう。

自分がやってみて、入りやすいと思われるものからで構いません。

マインドフル・スクールズの進める下記のような非常にシンプルなものもあるので、特に子どものマインドフルネスのサポートを始める時には参考にしてみてください。

子供とできる簡単マインドフル・リスニング
「チーン」などと長めになるベルか音叉などの道具を用意しましょう。
以下の要領でマインドフルリスニングと深呼吸を行います。毎日1−2分を続けていきましょう。

• まずは初めの儀式です。以下のセリフで始めてください。「はい、マインドフルな体の準備をしましょう。静かに、座って、目を閉じましょう。」
• 次のセリフを続けて。「今から聞く音に意識を集中しましょう。音が完全になくなるまで、集中して聞きましょう。音が完全にきえたら手をあげましょう。」
• ベルなどの道具で、音を鳴らします。
• 子供の手が上がったら、深呼吸にうつります。「それでは、マインドフルに意識してゆっくりと手をお腹か胸に当てましょう。自分の呼吸を感じてください。」
• 子供が呼吸に集中できるように声をかけましょう。ゆっくりと、「すって、はいて」と数回繰り返しましょう。
• 終わりにもう一度ベルを鳴らして終了です。

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