できる人はやっている!頭がスッキリする最高の休憩テク
休憩はとっても大事です。
勉強だけではありません。休憩後か、休憩前かで、裁判官の判決にも大きな差が出ているというような研究結果だってあるくらいです。(https://www.researchgate.net/publication/221897896_Extraneous_Factors_in_Judicial_Decisions )
でも、時間は限られている。限られた時間の中で最も効果的な休憩をして、仕事や勉強に望みたい。
今日は最近の科学が進めてくれる「頭がスッキリする最高の休憩テク」をご提案したいと思います。
DNAに刻まれた生存戦略
「DNAに刻まれた生存戦略」などというと、おかげさまで好評いただいております、著書「生き抜く力」でも使っていたようなフレーズですが、ここでは違うことを意味しています。
私たち人間は、目の前に見慣れないものが現れたり、視覚的にいつもと違うと感じると、注意力が上がるということがわかっています。
人間だけのことではなく、どんな生物でも、進化の過程で厳しい淘汰を勝ち抜いていくためには、差し迫る危険をいち早く察知することができないといけません。
視覚的にいつもと違う状況をいち早く感じ取り、その上で行動が取れるように注意力が上がるというのは、ライオンが遠くの視界に入った瞬間に注意深くなるシマウマの本能と同様です。
何かおかしなことが起きているのに、ボーッとしていたり、寝ぼけ眼では、天敵にやられてしまいます。
私たちの祖先が自然淘汰を勝ち抜いてきた生存戦略をいかすことが最高の休憩を得るための一つのテクニックです。
休憩時間に、なにか目新しいような動画などをみてください。ものが早く動いていたり、映像がどんどん入れ替わっていくような、視覚に刺激的な動画が効果的です
人間の動物としての本能を呼び起こして、脳をリフレッシュして終聴力を元に戻すのです!
授業の初めや半ばで、動きの速いアクションシーンをビデオで見せたり、目を引くようなデザインなどを1−2分でも見せるような時間を作ってあげる。
そんなふうにすると、ちょっとした「休憩」になって、生徒の注意力も元に戻るので、教育者の方にはぜひ応用してもらいたいおすすめテクの一つです。
頭以外も動かすべき
運動と脳の学習能力は非常に関係性が深いということが最近の脳科学で再確認されてきました。
休憩中に運動を取り入れることで、脳が活性化され、記憶力や集中力の向上につながります。
「小学校の校庭で走り回る」と行かないまでも、オフィスの廊下を歩いてみたり、デスクでストレッチするだけでも効果的です。
最近では、座りにくく立つ方にバイアスのかかった椅子などもあります。座っていても、少しづつ微妙に運動してしまうというわけです。
そうした家具を取り入れているオフィスや教育現場も現れてきました。
私のオフィスでも、椅子なしで立ちながらデスクワークできるように設定できる机をいくつも導入しています。
休憩するときには簡単にでもいいので、体が動かせるように意識しましょう。
ちょっとだって構わない。
運動の真逆になりますが、睡眠と学習の関係も深いことが知られています。
「寝ている間に記憶が定着していく」云々と聞いたことがある読者の方々も多いのではないでしょうか。
しかし、夜じゃないんだから、休憩に睡眠なんて、、、第一そんな長い休憩時間なんて取れない!
そうした声もごもっともです。
しかし、最近の研究で、5―10分などの短い睡眠でも記憶や集中力が上がるということがわかってきました。(ご興味のある方はハーバード大学の記事をどうぞ
わりと長めの休憩に取り込んでみるのも効果的です。また、上手になってくれば、10分くらいの休憩中でも、数分の昼寝時間を楽しむこともできるようになります。やってみましょう。
最高の休憩―お昼時間の応用例
以上を踏まえて、お昼休みには、外に出て、早めにランチを終えましょう。外に出ることで、体を動かせます。外でランチに出られない場合でも、会社の建物から出たり、広いオフィスなら、トイレや休憩所まで歩くなどしましょう。
早めにランチを終えて、静かなところで目を閉じましょう。できれば、外の公園やオフィス以外の場所を選べるといいです。
オフィスに戻る時間になる前に目を開けて、2−3分Youtubeで何か動画をみましょう。速い動きだったり、カラフルだったり、自分の視覚に刺激的なものがいいでしょう。
それが終わったら、オフィスに早足に戻っていきましょう。
こんな感じで、動画、運動、睡眠の休憩テクを日頃の休憩時間に応用してみてください!
追伸:1月30日、ビジネス書日本一の書店が主催「オンライン読書会」開催!
1月30日、星校長とプロデューサー長倉の共同での
オンラインイベントの開催が決定しました。
丸善丸の内本店というビジネス書日本一の書店の企画になります。
ぜひ奮ってご参加ください!
<イベント内容>
読書の質が人生の質を変える。
スタンフォード大学の哲学博士でもある星校長に、1100万部編集者である長倉が「世界トップレベルの読書術」について聞きます。
世界のトップは「どんな本を選び、どう読んでいるのか」を解説。
さらに、2人から「読んでおきたい推薦図書」を各5冊ずつ紹介します。
<開催日時>
2021年1月30日 11:00~12:30
※イベント終了後1週間のアーカイブ配信があります。
<開催方法>
ZOOMによる配信となります。
ご購入いただくと、配信URLの記載されたPDFファイル(URL_20210130)をダウンロードしていただくことができます。
また、当日ご覧になられない場合、一週間のアーカイブ視聴を用意しておりますので、そちらもご利用ください。
<お申し込みは下記より>
https://hon.info/s/E6vv