「人生の目的」をもっているアメリカ人の若者はどれだけいるのか?
人生の目的は?
目的を持つのは大切だとわかりながらも、こんな質問を突然したら、やたら青臭く感じてしまうかもしれません。
そもそも目的ってなんなのでしょうか?
スタンフォード大学の思春期センター長である教育学教授ウィリアム・デーモン教授によると、目的とは、
自分と社会にとって有意義である特定の何かを成し遂げようとする、継続的な意志
ということです。
ポイントは自分の為のものだけではなく、社会的な意義があるということと、継続的であるということ。
この点で「目標」というコンセプトとは一味違うとデーモン教授は言います。目標は個人的に到達したいことで、短期のものでもいいということですね。
さて、デーモン教授は12歳から22歳の若者を対象に様々な研究を行ってきました。その中に目的意思に関するものがあります。
デーモン教授によると、若者たちは目的意識の強さによって以下の4つのグループに分けることができると主張します。
• Disengaged(やる気なし):目的意識が低く内発的なモチベーションに乏しい。
• Dreamers(夢みがち):やってみたいことを大まかに感じてはいるが、実際に行動に映しておらず、曖昧な目的意識。
• Dabblers(足先だけ):目的意識が芽生えており、時折行動に写すこともあるが、継続的ではない。
• Purposeful(目的あふれる):目的意識に溢れ、コンスタントに行動に移している。
デーモン教授の研究によると、30%の若者がDisengagedということです。
また、DreamersとDabblersは、それぞれ25%。曖昧な目的意識の若者たちが大半だということですね。
そして、Purposefulが全体の20%です。そして、その多くの若者たちが、10代後半から20代後半になって目的意識を持つということです。
若者たちの多くが目的意識を持っていないことと、持つに至った若者たちでも、だいぶ大人になってきてから目的意識を持つようになることは、なんとなく腑に落ちる気もします。
それでは、目的意識を持つためにはどうしたら良いのか。これが、現在の教育に求められています。
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