【構成主義の考え方】なぜ、教育ではなく『学育』なのか?
本公式ホームページのテーマ「学育」は、子供が「学び育つ」のをサポートしていこうという考え方です。
「教育」という言葉は、文字通り「教え育てる」という視点をイメージさせるもので、知識をもった教師を教える側、生徒はそれを受け取る側の受け身な存在に想定しがちです。
その視点を学ぶ側中心の視点に転換させていこう!ということで、「学育」という言葉を使わせていただいてきました。(「教育」は時代遅れ。『学育』の視点を!https://tomohirohoshi.com/?p=872)
今回はこの「学育」の視点の理論的根拠のもとになる。「構成主義」の考え方をご紹介しましょう。
目次
教育界の大御所の言葉
例えば、アメリカの進歩主義教育(Progressive Education)の先駆者として名高いアメリカ哲学者ジョン・デューイは、学ぶことをより能動的な行為として捉える教育理論を展開したことで有名です。
学ぶとは、学習者が成し遂げる何かである。それは、能動的(active)で、学習者自身によって遂行される出来事である。(Democracy and Education )
また、モンテッソーリ教育法で有名なマリア・モンテッソーリもこんな言葉を残しています。
教育とは学習する人によって、自発的に成し遂げられる自然なプロセスです。話を聞くことで得られるものではなく、周りの世界を体験することによって成し遂げられるのです。(Education for a New World)
このように学習を「能動的な行為」としてとらえる考え方がこれまでも提唱されてきたのです。
「構成主義」の基礎となる考え方
そうした考え方が「構成主義」の基礎になっています。
構成主義とは、学ぶことを、学習者が自分の理解を能動的に作り上げていくプロセスとして捉える教育理論です。
学ぶとは、私たちがそれまで身につけてきた知識やスキルを使って、自分の理解を「組み立てる」もしくは「構成する」こと。本質的に能動的な行為だとする理論です。
つまり、単に授業中に受け身に話を聞くだけでは、学びは起きないということになります。
学習者の側で、そこから得た情報を自分のこれまでの知識やスキルに組み合わせて、新しい理解をしたり、これまでの理解をアップデートする能動的なプロセスが必要になってきます。
こうした学習者の主体性や能動性が、私が提唱している「学育」の考え方の根本にもこうした教育基礎論が背景にあります。
このように学びを能動的なものとして捉え直して、学習する子供たちがアクティブに学びに参加できるように取り組むのが「アクティブ・ラーニング」のトレンドです。
以前にアクティブ・ラーニングのブログも書いておりますので、そちらの方も参考にしてください。(https://tomohirohoshi.com/?p=189)
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