自然に触れると子供の学力があがる！５つの科学的根拠

2021.07.29

研究

「部屋にばかり閉じこもってないで、公園で友達と遊んできなさい！」

、、、、そうとはいえないような子育てや子供の学習の現実があるのではないでしょうか。

確かに外で遊んだり、自然と触れたりするのが子供の心や体の面で良い影響が出るのだろうけども、勉強はどうだろう。

外で遊ぶイコール学校の勉強しない。イコール、成績が下がったり、学習効果が下がる。

うーん、悩みどころ。しかし、もうそうやって悩む必要はありません。

ん？ああ、友達と触れ合うことで感情や社会性がっていうあれね。ソーシャル・エモーショナル学習（SEL）ね。

そう思った読者の方は正解ですが、今回のテーマはそれではありません。

確かにSELで感情や心の学習をすることで学力につながるということはこれまでの研究で明らかにされています。以前こちらのブログでも解説しました。（https://tomohirohoshi.com/?p=410）

しかし、最近の研究で、自然と触れ合うことで、学力が上がるということがわかってきました。

うーん、まあ、仮にそうだとしても、うちは割と都会に住んでるし、近所の公園の自然じゃちょっとね。

なんて思ってしまうかもしれませんが、朗報なのは、ちょっとだけでも自然を見たり、自然に触れるだけでも効果があるというのです。

今回のブログでは、カリフォルニア州立大学バークレー校のより良い人生センターのブログから、自然が子供の学力にいい理由「５つ」をお届けします。（https://greatergood.berkeley.edu/article/item/six_ways_nature_helps_children_learn）

この度出版になりました私の著書「結果のでる最強の勉強法」（https://amzn.to/3x0AiPG）でも書いていますが、休憩は効果的な学習に欠かせません。

最近の脳科学の成果から、自然に触れることで脳のワーキングメモリや実行機能がより効果的に回復することがわかっています。

休み時間にちょっと外に出てみたり、部屋の観葉植物を眺めたりするだけでも効果が出ると言われているのです。

また、自然のなかで活動しているときに注意欠如や多動性のある子供のADHDの症状が、改善するということもわかってきています。（https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1448497/）

なんとなく感じているところかもしれませんが、科学的にも根拠づけされています。特に子供にとって重要のようです。

例えば、週に一回アウトドア活動をする子供の方が１日のコルチゾルのサイクルが改善する、つまり、ストレスが少なくなり、ストレス耐性がつくことがわかっています。（https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28468292/）

また、悩みなどを抱えたときに自然に多く囲まれた環境で過ごしている子供の方が、ストレスやトラウマから回復しやすいということです。（https://www.semanticscholar.org/paper/Nearby-Nature-Wells-Evans/f1b3b8b51f9b11295debee2b9b4956e24422e6f9?p2df）