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【まえがき全文公開!】『きみの悩みに答える 10歳からの哲学の言葉160』

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※『きみの悩みに答える 10歳からの哲学の言葉160』(JTBパブリッシング)より抜粋
※  イラスト:Gurin. /伊藤ハムスター/宇田川由美子

悩んでいるきみは、すごい

悩んでるって、実はすごい!

この本を手に取ってくれたってことは、
何か悩んでいたり、上手くいきづらいことがあるのかな。
お父さんやお母さんに「読んでみたら?」って言われたのかもしれないね。
もしきみが何かで悩んでいるとしたら、つらい気持ちもあると思う。
でも悩んで考えるって、実はとてもすごい力なんだ!

考え直すことがすばらしい

なぜなら、みんなが「これが普通だよね」って思っていることや、
周りの人が「これでいいじゃん」って思っているルールに対して、
「あれ?本当にそうなのかな?」と立ち止まって、自分の頭で
「どうしてだろう?」「どうすれば上手くいく?」と考えているってことだから。
自分の頭で考え直すことこそ「哲学」。そして、
今の時代は「当たり前」を変えられる人が求められている。
きみはその入り口に立っている。

「できた」って気持ちでもっとハッピーになろう!

「当たり前」って、本当に正しいの?

そもそも、「当たり前」とか「ルール」って、いつも正しいのかな?
もし、ルールの中で困ったことが起きた時、そのルールの中だけでは解決できないことが出てくる。
でも「当たり前」そのものを変えてみたら、解決できることってあるんだ。
哲学というのは、時々、
そのルールのわくをポーンと飛び出して、
新しい見方で物事を見ようとすること。
「当たり前」をもう一度考え直して、毎日に役立てたり、
困っていることを解決しようとする勉強なんだよ。

自分で解決できるとうれしい気持ちになるんだ!

「当たり前」に従うのがつらい時、
自分だけ遠回りしているような気持ちになるかもしれない。
でも、ルールに無理やりやらされるんじゃなくて、
自分で疑問を解決して行動すると、
人には「できた!」っていう気持ちが生まれるんだ。

この「できた感」が持てた時、
人は「ハッピーだな」って思えるんだよ。
きみにはそのハッピーなしゅん間をたくさん感じてほしい。

昔の哲学者たちもたくさん悩んで考えた

古今東西の哲学者や心理学者

「当たり前」に疑問を持って、わくを飛び出して
物事を見たり考えたりする人たちのことを「哲学者」と呼ぶ。
心の動きを研究する人を「心理学者」と呼ぶ。
これまでの歴史の中で、
たくさんの哲学者や心理学者が生まれて、
いっぱい悩んで考えて、多くの言葉を残してくれた。

新しい見方を教えてくれるかも!

哲学者たちは、今のきみと同じように、
友だちや家族のこと、勉強や性格、外見について
考え続けてきた。そんな哲学者の言葉は、
きみの悩みへのヒントをくれるかもしれないよ。
答えを教えてくれなくても、
「へぇ、そんな考え方でいいんだ!」
って、 新しい見方を教えてくれるはず。

いろんな考え方があるっていいよね!

きみは間違ってないよ

有名な哲学者でも、いつも正しいとは限らない。
「えらい哲学者が言っていることだから、
違う考えの自分は間違っているのかな?」
なんて思う必要はないよ。
「今の自分には合わないな」って思ったら、
別の哲学者の言葉を探してみてほしい。

違う考えも大切にしよう

「自分とは違う考えだけど、
こんなふうに考える人もいるんだな」
と知るだけでも、人の心は軽くなる。
きみの悩みを解決する手助けになってくれるはずだ。

 

きみの悩みに答える
10歳からの哲学の言葉160|目次

はじめに

この本の使い方

悩み別のテーマ一覧

1章 友だち

・新しいクラスで友だちができない
・仲良くしたい子がいる。でも話しかけられない
・仲のいい子が他の子に意地悪をされているのに、何も言えなかった
・グループの中で、自分だけさそわれなかった
・友だちが自分の悪口を言っている
・友だちとケンカしたけど、どう仲直りすればいいかわからない
・ケンカするのが怖くて友だちに本音を言えない
・友だちに意地悪なことを言われて、つらい
・昨日まで仲良くしていた友だちに急に無視された
・友だちがほめられていると、うらやましくてたまらない
・いじめにあってクラスでひとりぼっちだ
・友だちが自分の絵や作文をバカにして、すごく傷ついた
・ひとりでいるのが好すきなのに、ひとりでいると変な子あつかいされる
・友だちの間で「リーダー格」の子に逆らえず、言いたいことが言えない
・周りに合わせて陽キャラを続けるのがつらい
・女子のグループにうんざり。入らないでいたら、いじめられるようになった
・グループの中で無視されている。ひとりぼっちでつらい
・部活のキャプテンだけど、部員が言うことを聞いてくれない
・一軍女子グループに入ったら、仲が良かった子がはなれていった。入らないほうがよかった?
・クラスの中で一軍、二軍、三軍と分かれていて大変
・友だちにベタっとされて困っている

2章 家族

・親が自分の友だちやしゅ味にダメ出しをする
・自分の好きな服を着たいのに、「変なかっこうをしないで」と言われる
・親が話を全然わかってくれない
・兄や姉と比べられて、プレッシャーを感じる
・親がいそがしくて会話がない。大事にされているのかな
・やりたい習い事を習わせてくれない
・弟がたたいてきたので、たたき返したら親におこられた
・「女の子だからこうしたほうがいい」と決めつけられるのがイヤ
・親の言うことに反発すると、全部ダメと言われる
・兄弟に言ってはいけないことを言ってしまった
・パパとママがケンカをしているのが悲しい
・友だちが自分の兄弟のことをバカにしてくるのがイヤ
・親に迷わくばかりかけてる気がして、自分がじゃまだと思う
・別の家族に生まれたかった
・親にウソをついてしまい、バレてしまった
・親が勝手にスマホを見てくる
・親といっしょに出かけるのがはずかしい
・お父さんが年をとっているのがはずかしい
・パパと兄がえらくて、ママと私は家のことをしろと言われる
・ママがいない自分はかわいそうなの?

3章 勉強/成績

・なんで勉強しないといけないの?
・「勉強しなさい」と言われてやる気がなくなった。やろうと思ってたのに
・親が「もっとがんばれ」と言うけど、どうがんばればいいの?
・友だちはテストに受かったのに、自分は受からず落ちこむ
・勉強しているのに成績が上がらない
・自分の実力が評価されず、やる気が出ない
・漢字や計算が苦手で、授業についていけない
・塾に通っているけど、ついていけない
・学校の宿題、塾の課題、クラブ活動に追われて、イライラする
・宿題が多すぎて、毎日つかれてしまう
・テストの点数が悪くて、親におこられるのが怖い
・もっと勉強すれば成績が上がるとわかっていてもやる気が出ない
・ネットで調べたら何でも出てくる。なぜ勉強しないといけないの?
・本を読む必要ある? ネットを見ればいいじゃん
・勉強ができる友だちにバカにされた
・家で勉強する場所がなく、集中できない
・習い事にすぐあきてしまう。本当にやりたいことが見つからない
・勉強の計画を立てても全然実行できない
・自分の意見を発表したけど、賛成してもらえずショック
・勉強ができない
・受験勉強がストレスだ

4章 学校/先生

・先生がお気に入りの生徒をひいきしている
・なぜ学校に行かないといけないの?
・学校に行くのがつらい
・先生にほめられるとすごくうれしい。逆にほめてくれないとイライラする
・やりたくないのに、班長や学級委員にさせられる
・遅刻をしたり時間が守れない、集団行動ができない
・学校の授業がたいくつで、やる気が出ない
・学校のルールがイヤだけど、言えない
・授業中にわからなくても、質問できない
・先生に誤解されて、おこられてしまった

5章 失敗

・人前で発言しようとすると、自信がなくて声が出なくなる
・自分のせいでチーム全体が負けてしまった
・ケガをして、レギュラーから降ろされて悲しい
・友だちに助けてって言われたのに、何もできなかった
・失敗を忘れられなくて、何をするのも怖くなってしまった
・失敗がトラウマでチャレンジできない
・友だちのルール違反を責めたら、キレられた
・冗談でからかっただけなのに、友だちをおこらせてしまった
・友だちの物をこわしてしまって、あやまるのが怖い

6章 生きる意味

・自分がこの世にいる意味がないと思ってしまう
・毎日同じことのくり返しで、生きていてもつまらない
・他の人はキラキラしてるのに、自分はいいところがない
・だれの役にも立っていない気がして、生きている価値がないと思う
・自分は何のために生きているの? わからなくなる
・死ぬのが怖い。死んだらどうなるの?
・将来やりたいことがなくて、不安になる
・失敗したりおこられると、生きるのがつらいぐらい落ちこむ
・いじめや仲間外れにされて、こんな毎日なら生きてる意味ない
・飼っていたネコが死んでしまい、毎日がつらくて勉強も遊びも楽しくない
・勉強やつまらない友だち付き合いばかりで、生きるのがつまらない

7章 性格

・自分には得意なことが何もない
・大人はすぐリーダーになれと言う。でもそんなキャラじゃないよ
・友だちに合わせすぎて、自分がわからなくなる
・人にどう思われているのか、とても気になる
・ゲームに負けると、いかりが止められない
・「自分勝手」と言われて、気にしている
・すぐ泣いてしまう
・モテない。自分は魅力がないと思って落ちこむ
・小さなことが気になる自分がきらい

8章 外見

・自分の顔できらいな部分があって気になる
・周りの子に比べて自分はかっこよくない
・ぼくは太っている
・男の子だけど、本当はスカートをはいてみたい
・不細工、ブスと言われる
・周りの視線が気になってマスクが外せない
・服や持ち物が他の子と比べてダサイと感じる
・脚が太いことが気になってスカートをはきたくない

9章 孤独・居場所のなさ

・教室にいても、ひとりぼっちだと感じる
・友だちができなくてさびしい
・友だちといても、楽しいふりをしているだけ
・「だれかに必要とされたい」という気持ちが強くなっている
・「消えてしまいたい」と思うくらい、心がぽっかりしている時がある
・家でも学校でも「安心できる場所」がないと感じる
・相談できる相手がいない
・特定のグループに入っていない。浅く広くの友だちってダメ?
・友だちなんて気まぐれ同士。本当に必要?

10章 善悪

・友だちから悪いことにさそわれたけど、本当は断りたい
・友だちが校則をやぶっているけど、注意しづらい
・親友が間違っていると思っても、言えない自分がイヤになる
・悪いことをしてしまったけど、しかられそうで正直に言うのが怖い
・「正しいこと」をしたつもりなのに、おこられた。混乱する
・本人に聞こえなかったら悪口を言ってもいいよね
・人を助けたのに「ありがとう」がない。損した気分
・悪いことをしてしまって、気にかかるけど、そのうち忘れられるかな
・友だちの小さないたずらや悪さに、イライラする。気にしすぎ?
・人がイヤがることをして困っている顔を見ると面白い
・先生や親の「正しさ」と、自分の「正しさ」が違う

11章 将来への不安

・受験や中学、高校に行くことがプレッシャーに感じる
・勉強がきらいなので将来に希望が持てない
・将来お金をかせげるのか、暮らしていけるのか不安になる
・夢はある。でも絶対にムリと思うと、がんばれない
・仕事って毎日つらそうで、自分にできる気がしない
・親や先生の期待に応えられるか心配
・将来、働くために生きると思うとブルー
・こんな大人になりたい、と思える人がいない
・親が先に死んでしまうと思うと、ものすごく怖くなる
・政治のニュースを見ると、この先日本に住んでいていいのかと思ってしまう
・「温暖化や地震で地球はめつ亡しているかもしれない」と怖くなる

12章 恋愛

・自分だけが相手を好きで、ツライ
・好きな人にしつこくしすぎてきらわれた
・好きな人ができたけど、どう伝えたらいいかわからない
・友だちと同じ人を、自分も好きになってしまう
・好きな人が他の人と仲良くしているのがイヤ
・好きな人ができたけど、自分とはつり合わない気がする
・将来、結婚するイメージがわかない

コラム 星先生のワンポイント授業

・気持ちがザワザワする時は呼吸だ!
・自分の気持ちを、少し遠くから見る練習をしよう
・自分と向き合う「マインドフルネス」って何?
・ごほうび目的の「がんばる」は危険!
・失敗した時こそ学びのチャンス!
・一日の終わりに「3つのいいこと」を話そう
・人にやさしくすると自分が好きになるって本当?
・週一の「親切の日」で自分を好きになるよ
・人と比べて生きるのはとてもつらいことなんだ
・ネガティブな気持ちは無理におさえこまなくていいよ

アメリカの学校で使われる元気になる英語の言葉

おわりに

哲学者・心理学者 一覧

出典

※本書に引用されている哲学者および心理学者の言葉は、原典の趣旨を尊重しつつ、小中学生の子どもたちが理解しやすいよう意訳・再編集したものです。予めご了承ください。
本書では、子どもたちの理解のヒントとするため、英文にカタカナで発音を表記しています。実際の発音とは異なる場合があるため、補助的な目安としてご活用ください。

 

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