• HOME
  • ブログ
  • 教育
  • 「オンライン授業」を始める時に考えるべき!「11」のチェックリストを公開!

「オンライン授業」を始める時に考えるべき!「11」のチェックリストを公開!

教育

もう1ヶ月以上前になりますが、カリフォルニアで外出禁止令が出されたころ、私の運営するオンライン高校で、オンライン授業の立ち上げ方のサイトをつくった、ということを紹介しました。(http://tomohirohoshi.com/?p=467

この1ヶ月ほどの間、毎週ウェビナーを開催して、オンライン授業や、生徒の課外活動や進路指導、卒業式など、オンラインで高校を運営するノウハウを、世界50カ国、数千人以上の教育者の方達に共有させていただきました。

ここ数週間で、アメリカだけでなく世界各地でオンライン授業が行われてきた中で、私たちのノウハウを役立てていただいたことを、この上なく嬉しく思っています。

全て無料のコンテンツとこれまでのウェビナーの様子、また、オンラインの授業をやってきた生徒達の意見やアドバイスなどもアップしました。

以前一度ご覧になった方も、今回興味を持っていただいた方も、是非当校のオンライン授業の立ち上げ方のウェブサイトをご覧ください。https://ohs.stanford.edu/essentials-checklist

日本でもオンライン授業にシフトし始める中、少しでもお役に立てれば幸いです。

ただ一つ問題なのが英語のウェブサイトで、コンテンツも英語だということです。

私の方で全て日本語に翻訳することはできないので、一つだけコンテンツのご紹介で、オンライン授業を始めるときに最初に考えるべき11の項目(https://ohs.stanford.edu/essentials-checklist)を日本語で訳しながらまとめてみようと思います。

オンライン授業の立ち上げに必要な「ツール」は?

1. ミーティングのプラットフォームは何を使うか。
おなじみZoomやGoogle Classroomなど無料や有料でいろんなツールがあります。必ず複数の候補を比較して、自分の目的に最もあったものを選びましょう。

2. 授業中に教材をシェアするためのツールは何を使うか。
授業中にパワポを共有したり、映像を共有したり、生徒とバーチャル「黒板」でやりとりしたり、どんな機能を使いたいかで、選ぶべきツールが変わってきます。

3. 授業外で教材などをシェアするためのツールは何を使うか。
授業の前に、予習課題を出したり、授業の後に宿題や課題を提出させたり、授業外での生徒とのやりとりをするためのツールが便利です。Google Classroom などのラーニングマネージメントシステムがあると非常に効果的です。メールやDropboxなどのツールを利用することもできます。

「インターネット環境」の整備とサポート

4. 生徒はオンライン授業に使うコンピューターを持っているか。
必要であれば、生徒にラップトップの貸し出しなどをしなければいけないかもしれません。スマートフォンの活用も考えられますが、昨日が限られます。

5. 十分なインターネットのスピードか。
インターネットのスピードが足りない場合にはビデオなしの授業などを考えないといけないかもしれません。

6. オンライン授業で使用するツールの使用法のマニュアルを準備したか。
使うツールの使用マニュアルの全てを学ぶのは大変です。生徒、教師、親、などなど、ユーザーのカテゴリーを分けて、それぞれに必要最低限のことができるように、既存のマニュアルに加えて、使用法を記した書類を用意するのが効果的です。

7. ITサポートやトレーニングは誰が行うか。
授業をやる前に、生徒や教師にツールの使い方のトレーニングをする必要があります。そうしたトレーニングを誰がするのか決めておかなくてはいけません。また。授業中に問題が起きたときに生徒をサポートしたりする人員も必要です。

「コミュニケーション」で気を付けるべきこと

8. 教師や学校スタッフの連絡法は何か。
オンライン授業の期間中、学校内でやりとりができるように、コミュニケーションのツールを共有しておくことが大切です。Eメールに加えて、SkypeやSlackなどソーシャルメディアの使用も考えましょう。また、学校内でそうした使用に関するルールなどを作っておくことも大切です。

9. 生徒や教師などのトレーニングの計画を作成したか。
教師も生徒もオンライン授業のツールに慣れておかなくてはいけません。オンラインツールの使用の説明やトレーニングをオンライン授業を始める前にスケジュールして置かなくてはいけません。

10. オンライン授業用の連絡先を作成したか。
オンライン授業のときに、ITサポートや学校内の部署に連絡を取りたい時にどうすれば良いかをまとめた連絡先を作成すると便利です。

11. オンライン授業のやり方や計画がどのように伝達されるのか。
オンライン授業の計画やその後の連絡がどのように伝達されるかを考えておく必要があります。また、連絡後にその情報をまとめて置いておくサイトなども便利です。

締めに一言

これまでサポートさせていただいた皆さん全てにお伝えしてきたのですが、まずは生徒と教師をつなげることを優先させると良いのではないかと思います。そのことは、今すぐにでもできることです。

オンライン授業となるとハードルは高いかもしれませんが、オンライン授業の計画を立てているうちに時間は刻一刻と経過しています。

その一方で、生徒同士や教師とのコミュニケーションは今すぐにでもできます。

雑談でも構話ないと思います。生徒と教師をつなげて、学校のコミュニティーを継続させていくことがまず第一歩です。その一歩は今すぐにでも可能なのです。

公式メールマガジンへご登録いただくと・・

今後「星友啓Official Web Site」からのブログ記事の更新の告知を受け取りたい方は、以下の公式メールマガジンへご登録くださいませ。

■メールマガジンの購読はこちらから
https://asp.jcity.co.jp/FORM/?UserID=ips&formid=972
※最新のブログ記事が更新される度にお知らせが届きます。

関連記事一覧