2019年12月22日 21:11

「自分に合ったやり方が効果的」はダメ!脳科学の出した答えは「色んなやり方」で学ぶこと

ライフハック

このブログでは、「学びの科学」にしばしば言及してきました。脳科学や心理学などの先端科学の視点から「学ぶ」という人間の営みを研究する分野です。(https://tomohirohoshi.com/?p=234

学ぶときに脳では何が起きているか?学びと脳や身体の関係は?興味深い知見が様々に生まれてきており、効果的な教育方法や教材などの発展に役立てられ始めています。

世界の最先端の教育トレンドの一つといっていいでしょう。

「学びの科学」がこれまで生み出してきた代表的な知見の一つに「学習スタイル」についての研究がよく取り上げられます。

今回のブログではその結果について少し解説したいと思います。

「学習スタイル」とは

「私は耳から説明を聞いた方が覚えやすい。」「いやいや、俺は目で映像を見た方が。」「やっぱり断然手で書いて覚えないと。」

聞く、見る、書く、などなど。人によっていろんな学び方があり、自分に合ったものを見つけて、それでとことん学びを追求していく。わざわざ苦手なやり方で学ばなくていい。

それぞれの子供に学習スタイルがあって、それをサポートできるように教えるというような考え方は、これまでの伝統的な教育方法においても前提とされてきた考え方だと言えます。

しかし、「学びの科学」で明らかにされてきたことは、「学習スタイル」という考え方には脳科学的には根拠がないということです。

つまり、自分は目で見てビジュアルから学ぶ方が学びやすいというふうに思っていたとしても、実際にビジュアル学習の方が効率が良いというわけではないのです。

違った学習スタイルを持っていると思われる学習者同士でも、特定の学習スタイルに関しての脳科学的に学習の効率の違いは確認されていないのです。

いろんなやり方で学ぶべき理由

それどころか、自分に適したと思う「学習スタイル」に固執することが学習に最適ではないということもわかっています。

実際、様々な脳の認知機能を活性化することで、学習の効率が上がることがわかってきています。

つまり、自分には視覚から学ぶビジュアル学習スタイルが適していると思い込んで、そうした学習の仕方ばかりをしていると、聴覚やその他の認知機能を活性化する機会を逸してしまい、得られるはずの効果的な学びが得られなくなってしまうのです。

実際、各分野で偉業を成し遂げたいわいる「天才」と呼ばれるような人たちの脳を分析した研究があり、そうした人たちの脳と、他の人々との脳の差は、異なる認知機能を司る脳の部位のつながりだったということです。

天才たちの脳は、違った機能が脳の中でより強くつながっているようです。

同じことでも、違った学び方をすることによって、脳の違う部位を活性化することができ、より効果的な学びにつながります。それだけでなく、フレキシブルな考え方や、想像的な考え方にもつながってくるのです。

自分が得意意識を持った学び方を見つけることは大切ですが、新たな学び方に常にチャレンジする心構えも同様に大切だといえるでしょう。

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