【卒業生ネットワーク】母校のICU高校『教え人フォーラム』へ参加してきました!

現地取材

アメリカの学校は卒業生のネットワークを非常に重視します。各学校が同窓会や卒業生イベントの運営に積極的に取り組んでいます。

卒業生のネットワークが学校のリソースとして認識されており、根強い寄付文化の中で寄付金なども期待されていることもあります。

私の運営するスタンフォード大学・オンラインハイスクールは、まだまだ学校としては「若い」方ですが、近年卒業生のネットワークの展開をしてきました。

来年度にはようやく卒業生用のオンラインポータルを導入して、卒業生や在校生が継続的に交流できるツールも導入されます。

一方、日本では、卒業生ネットワークの運営は、主に卒業生の自主的な活動に委ねられています。初等中等教育レベルでは特にそうした傾向が強いようです。

学校側が積極的に運営して、在校生へのサポートを行なったり、学校の運営に関わるような卒業生ネットワークは稀なようです。

アメリカで自分の運営する学校で卒業生ネットワークを発展させていく中で、私自身も、自分が学んできた学校にどのような恩返しができるかということを模索していきました。

そうした活動の一環として、私の母校、国際基督教大学高校(ICU高校)に働きかけながら、「教え人フォーラム」という会を5年前に立ち上げました。

今回のブログではその活動を少しご紹介します。

ICU高校の卒業生ネットワーク『教え人フォーラム』とは?

「教え人フォーラム」は、ICU高校の卒業生である教育従事者の方々のためのネットワークです。現在ICU高校に在籍されている先生方にも参加していただいております。

私が発起人となり、在校教員と卒業生、元教員の皆様と、2015年に創立しました。

ICU高校の卒業生の先輩と現教員、それから、ICU高校の前教頭と、四人で食事会をしていた時のことでした。

何か教員や教育者の交流の場を持つことで、ICU学校の教育を盛り上げて行ったり、卒業生の教育者の意見交換の場が作れないか。

酒盛りをしながら楽しくブレインストーミングしていたら、話はとんとん拍子に進みました。ICU高校のサポートもいただいて、一気に発足したのでした。

食事会(酒盛り?)のパワーは素晴らしいですね。

年末に1回、夏に1回。毎回テーマを決めて、「教え人フォーラム」参加者から発表者を募ります。

発表だけでなく、意見交換の機会も豊富に取り込んできました。参加者が話したいとピックを決めて少人数で話し合う「アンカンファレンス」形式なども人気をはくしてきました。

「オンライン教育」をテーマに、オープニングで講演しました。

「教え人フォーラム」では、毎回、各学校での取り組みや、日本や世界の教育界でホットな話題について様々なテーマで発表があります。

今回のテーマは、オンライン教育でした。

コロナ禍の世界で多くの学校がオンライン学習を導入していく中、日本の教育現場での取り組みを共有するのが目的です。

もちろんテーマに違わず。カンファレンス自体も初めてオンラインで行いました。

オープニングは、少し時間をいただいたので、カンファレンスのテーマを世界的な視野から位置付けさせていただこうと、現在の世界の教育の動きと、コロナ以後の教育の方向性について講演させていただきました。

学育オンラインサロンでもレクチャーさせていただいた内容ですが、Dawn of the Age of Digital Learningの内容を踏まえて、数字や統計を出しながら、今後の流れを予測していきました。

その後に、ICU高校の先生方から実践報告をしていただきました。

国語科の若手エース仲島ひとみ先生は、『大人のための学習マンガ それゆけ! 論理さん』著者で、大学も私の後輩になります。

ドキュメントシェアなどのオンラインのツールを上手に駆使しながら、オンライン授業を実践していらっしゃいました。

生徒たちがオンラインのカンファレンスを企画、運営するというプロジェクトも印象的でした。ICU高校の生徒たちは、「国語教育での古典の必要性について」という興味深いテーマのカンファレンスを大成功させたようです。

見米えりこさんは、ICU高校の卒業生で、現在は英語科の教員をされています。少人数のグループに分かれるブレイクアウトルームなどの機能を使って、生徒同士が活発にコミュニケーションをとりながら授業を進めていく映像を拝見させていただきました。

生徒同士が楽しそうに学習アクティビティに参加する姿がよかったです。

英語や国語だけではありません。体育科の大森ゆきこさんは、「教え人フォーラム」の運営の中心を担ってくださっていますが、このたび、体育科のオンラインでの取り組みをご紹介いただきました。

エキササイズのビデオや、保健体育の学習の実践など、保健体育でのオンライン教育の取り組みがあったことがとても嬉しかったです。

私の知る限り、日本でここまでのレベルで、オンライン化が行われた例は少ないのではないかと思い、卒業生として誇らしく思いました。

カンファレンスの締めは、現在「教え人フォーラム」運営をしていただいている小正よしふみさん。現在、東京にあるManai Institute of Science and Technologyという教育機関でご活躍中です。理系に特化した新時代的な教育の場を提供しています。

コロナ以前もオンライン教育に力を入れてきたようですが、コロナ禍でさらに、最新技術を取り入れて、対面でもオンラインでも同時に参加できるHyflex型の授業の取り組みをご紹介いただきました。

アメリカの大学でも来年度はオンラインが主流になります。対面とオンラインの同時参加のHyflex型の授業は難しく、多くの大学がオンラインのみの授業をしていく選択をしました。

そのため、Hyflex型の授業を実践する学校が少なくなっています。

Manaiの実践から効率的なHyflex型の授業の方法が生まれることを期待します。
全ての発表が終わってから少し、オンラインで皆さんと意見交換して非常に有意義な会になりました。

今後も一卒業生として会の盛り上がりに貢献できたらと思います!

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